合計10,000円以上のお買い物で配送料無料
検索
cairn by Shigeta Kobayashi
cairn by Shigeta Kobayashi
cairn by Shigeta Kobayashi
cairn by Shigeta Kobayashi
cairn by Shigeta Kobayashi
cairn by Shigeta Kobayashi
cairn by Shigeta Kobayashi
cairn by Shigeta Kobayashi
cairn by Shigeta Kobayashi
cairn by Shigeta Kobayashi
cairn by Shigeta Kobayashi
cairn by Shigeta Kobayashi
cairn by Shigeta Kobayashi
cairn by Shigeta Kobayashi
cairn by Shigeta Kobayashi
¥0

cairn by Shigeta Kobayashi

Self Published

日本人写真家、小林茂太による作品集。

本書は「個であるということ」という概念について思索すべく、アイスランドで約一ヶ月間行った旅の写真を収録。滞在中はテントを担ぎながら、原初的な移動手段である「歩行」で旅を続けたという。直感的に撮影された、スナップショットの延長線上にあるような写真の数々は、個人的な旅の記録としての側面をより色濃く反映している。

「これは、遭難についての記録である。妻との間に子どもを授かった時、自分自身の中で何かが消えていくような感覚があった。何を考える訳でもなく、また何を考えられる訳でもなく、視線をただ窓の外に置いていた。漠然と「個」という事について考えていた。そもそもその定義にどのような意味があったのだろうか。 あるいは、世界と自分とを繋いでいるものとは何であったのだろうか。とにかく一人になる事で向き合った。

見知らぬ町の通りから霧でもやがかった山の道まで、目的地のない歩行を続けた。 白夜は時間感覚を狂わせ、慣れない野営は内と外の境界をあやふやにし、 GPSが示す道でさえ時に疑うようになった。そして、気がつくと思考するよりも先にシャッターを押していた。 言語の会話、誰もいない裏庭、テントを揺らす風、なんの変哲もない地面。次々に現れる些細な物事が、現実だと思っていた基準を変えていった」(作者ステイトメントより一部抜粋)

-

Title: Cairn
Artist: Shigeta Kobayashi
Self published, 2020
Softcover, 150 x 220 mm
192 pages
First edition of 300 copies

+

残り 点