1XXX-2018-2XXX by PUGMENT

日本のファッションブランド、PUGMENTによる作品集。

PUGMENT（パグメント）は、2014年に今福華凜と大谷将弘により設立。以降、プレタポルテやオートクチュールといった枠組みを超えて、ファッションそのものの歴史や状況をモチーフとしたオルタナティブなデザインや作品を世に送り出している。

本書はPUGMENTによる2018AWコレクション、『1XXX-2018-2XXX』に合わせて刊行された。当コレクションは、明治時代からの日本の服飾の変遷を元に練り上げられたサイエンスフィクションという設定で制作されており、人間が存在しない世界でファッションが意思や感情を持ち、衣服に憑依するというその架空の物語は、私たち日本人のファッションと身体の関係性を批評的に捉えている。

コレクションピースと2018年3月に駒込倉庫で行われたショーは、彼らと同世代の写真家、小林健太により撮影された。小林の作品は、自身が撮影した写真上に画像編集ソフトを用いて大胆な編集を施すことを特徴としており、今作では新たにネガポジ反転の手法も用いている。横田大輔らの次世代の写真家たちの作品集を制作する独立系出版社「Newfave」、そしてグラフィックデザイナーの石塚俊の手により、小林による写真とPUGMENT自身がリサーチした日本のファッション史に関する膨大なテキストが一冊のアートブックとしてまとめられている。

（出版社テキストより一部抜粋）

500部限定。

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Title: 1XXX-2018-2XXX
Artist: PUGMENT（Photography by Kenta Cobayashi, Graphic Design by Shun Ishizuka）
Newfave, 2018
Softcover, double-leaved centerfold
257mm x 184mm, 160 pages
Text in Japanese and English
Limited edition of 500 copies
¥4,000 + tax