Why exhibit? vol. 2 On Curating Photography
「なぜ展示するのか?」と題された本書は、写真ベースの画像に関するキュレーションの実践に関する記事と対談を収録。議論の中心は、写真を扱うキュレーターやアーティストが今日直面している課題である。常に変化し続ける写真の姿をどのようにナビゲートするのか、表現の問題はどのように扱われるのか、権力構造や沈黙の物語に隠されがちな、このメディアの歴史の重みをどう扱うのか。そしてまた、作家性や観客との相互作用の新しい形を模索する一方で、どのような媒介が必要なのか。キュレーター、写真家、ヴィジュアル・アーティスト、作家、研究者の視点から、幅広い経験、考察、見解への同時代的な洞察を提供する。
自動翻訳が普及し始め、ようやく非英語話者もリアルタイムに同時代的な議論に触れられる機会が増えました。現代の写真を論ずるにあたり、今どのようなテーマが取り上げられているのか、見識を広げてみる良い機会ではないでしょうか。興味を抱いたトピックを翻訳にかけながらまずは読んでみてください。冬の読書にどうぞ。
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Title: Why exhibit? vol. 2 On Curating Photography
Editors: Anna-Kaisa Rastenberger and Iris Sikking (eds)
Fw: Books, 2024
Softcover
235 x 165 mm
256 pages
Text in English
First edition
ISBN: 978-90-834510-4-6
¥5,390-
寄稿者
Poulomi Basu, Lia Carreira, Annet Dekker, Anna Ehrenstein, Taru Elfving, Eszter Erdosi, Tina Farifteh, Yining He, Uwa Iduozee, Kaija Kaitavuori, NayanTara Gurung Kakshapati, Thomas Kuijpers, Giya Makondo-Wills, Tanvi Mishra, Anastasia Mityukova, Kateryna Radchenko, Anna-Kaisa Rastenberger, Sunil Shah, Iris Sikking, Laura Toots, Daria Tuminas, Sergio Valenzuela-Escobedo, Salvatore Vitale