¥7,040
I Am The Only Woman There by Bertien van Manen
オランダ人写真家、ベルティアン・ファン・マネンによる作品集。
ドキュメンタリー写真家に転向する決意をした1975年、ファン・マネンはイギリス人批評家のジョン・バージャーの著作、『第七の男:ヨーロッパの移民労働者』を手に取った。本書はヨーロッパの移民労働者の生活を取材したノンフィクションだが、男性2名による取材ではイスラム教徒の女性たちを記録することができなかった。ファン・マネンはこれこそ自らが取り組むべきテーマだと感じ、『Vrouwen te Gast』シリーズの制作に取り組む。ファン・マネンはトルコ、イタリア、スペイン、モロッコ、ユーゴスラビア、チュニジア、ポルトガル、ギリシャから来た労働移民の妻や女性労働移民たちが家庭、仕事、パーティー、余暇活動など、異国の文化の中で必死に生き抜く姿を撮影した。本作はのちに、アムステルダムのフェミニスト出版社「サラ」から、ファン・マネン初の写真集として出版され、現地で女性移民向けのオランダ語講座の開講や、彼女らと近隣住民たちとの交流を生み出すきっかけを生んだ。
2024年、ファン・マネンは自身の写真とテキストを見つめ直し、彼女のアーカイブから新たに発見された写真と新しいテキストを追加することで、本作『I Am The Only Woman There 』を完成させた。
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Title: I am the only woman there
Artist: Bertien van Manen
Fw: Books, 2024
Linen hardcover
229 x 174 mm
160 pages
Text in English
First edition
ISBN: 9789083451008
¥7,040 -